30年の「平成」が幕を閉じようとしている、歳末です。

今年の〆の一文字「災」は、30年に亘って通奏低音のように流れ続けていた文字でした。

災害のない(はずの)大水害・真備における多くの犠牲者。豊かな(はずの)瀬戸内海・異常高温による牡蠣の大不漁。

岡山のそんな年の暮れ最も印象的だったのは、22日(土)の

「岡大交響楽団65定演」ブルックナ―/交響曲7番の「保科洋指揮」でした。新年 再起が危ぶまれるほどの大病を経ての見事な復活に感涙・・。

サマ―コンサートでは「右腕指揮(これはこれで神の手)」だったのが、今回は左手が高だかとあがり 神々しいほどの振り。70分間 学生一人一人の音を束ねて、壮大な音楽に導いた保科さん。

ブルックナー7番の”鎮魂と希望”は 今年岡山の有終を飾るに最適のシンフォニー。まさに厄災を超えて来年につながるものでした。

ところで岡山大学交響楽団と指揮者保科さん、もう何十年の指導歴?

永年 オケ活動を通して側面から学生教育(全学部的人間教育?)に携わってきた凄さ(教職に非ずして)。

コンサート1週間前、プログラム広告料集めに来られた1年生団員(Vn)のKさん。ご両親も岡大オケ出身とか。親子2代にわたって、素晴らしい指導者に巡り会える幸せ。

そしてこの日の保科作品「饗宴」指揮の副指揮者 秋山隆さんの名演。その緻密な演奏は保科さんを彷彿とさせる思いでした、みごと!

保科薫陶を得た この世代の人達が岡山の、日本の明日を担うことでしょう。「災」を「幸」に。(HN)