ベーゼンドルファー/北斎の浮世絵ピアノ
先週の兵庫県芸ホール「佐野まり子ピアノリサイタル」、シューベルト・ソナタの好演が今だ記憶に鮮明です。あの、美しい音色と豊かな表現力のもとになる使用ピアノは 、ベーゼンドルファーでした。
ベーゼンドルファーはオーストリア誕生の名器です。200年近い歴史の曲折を経て、現在ヤマハ傘下にある名門ピアノ。
そのベーゼンに”北斎の浮世絵”が描かれているのを見た光景が重なりました。
横浜のヤマハ本社ショールームを参観、今4月のことです。
ピアノ屋根の内側に、北斎・富獄三十六景の一景があしらわれていました。世界で16台の限定生産、お値段は日本円で5000万円!
(横浜ヤマハのベーゼンドルファー特別室に鎮座する”蒔絵ピアノ”)
同じ1台が今、大阪万博「オーストリア・パビリオン」に展示されています。万博に行かれたらご覧になって見てください。自動演奏しているそうです。
(佐野まり子さんが弾いたベーゼンドルファー)
つけ足しですが、このアリーナホールは、いわゆる円形すり鉢状の全階段式400席で脚幅ゆったり、ピアノ床からの天井高13M!・・
こんなすてきなホールが岡山にもあったらいいな。サッカーアリーナも欲しいけど。(NH)