東広島室内楽講座

ヴァイオリン講師の田中郁也です。

昨日は東広島室内楽講座でした。

ピアノ講師は末永匠先生。バイタリティー溢れる熱い指導。数々の素晴らしい言葉と美しいピアノに何度も鳥肌立ちました。タイスの瞑想曲でヴァイオリンが入る前の2小節で鳥肌が立ったのは初めてかも。

10時から始まった講座は気付けば14:30。

ソロをずっと弾いてる状態で、途中アインザッツの呼吸の度にお腹がなる。頭が動かなくなり、体も動きにくくなり、電池切れそう、、、

だけど末永先生と一緒に弾き始めるとそのエネルギーをわけてもらえるような、精神力を引き出されているような。僕もそんな音楽家になりたい。

室内楽は相手の人生を認める事。

呼吸で全てが伝わる。

中でも印象に残った話は

ドイツ留学時代、練習室のピアノの高音はいつも弦が切れていた。

この音が出したいという理想と、鳴らない現実、

「音への飢え」心からの欲求。

という内容のお話。

大阪、鈴木弦楽器の社長「どんな高級料理よりも、腹が減っている時の飯が一番旨い。」という会話をふと思い出した。

約5年前、広島交響楽団に僕を紹介してくれた尊敬する音楽家Kさんと末永さんは室内楽仲間。

講座が終わって携帯開くと、Kさんや広響のメンバーの方から日演連応援メッセージが届いてました。いつも後ろで弾いてるオケでソロを弾く緊張感、同属楽器が50人以上いるステージでのソロは足の震えで地震を起こしそうなくらい怖いですが、ステージの皆さんはとても暖かく迎えてくれそうです。

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